ひとりごと

アラサーOLが、考えたこと、見たもの、食べたものなどを淡々と綴るつまらない日記です

日本はいい国でもあり、息苦しくもある

海外に行くたびに、日本はいい国だなと思うのに、帰ってくるとまた海外に行きたくなる。

 

日本のいいところは、生活のベースの部分が高水準で整っているところ。

例えば夜中に女性1人で歩いても大抵はそんなに危険はないし(安全)、街はきれいでほぼ全ての水回りもきれい(清潔)。

ご飯は美味しく、贅沢を言わなければ生きること自体はそんなに難しくはないので、物乞いもほとんどいない(生活の保障)。

おまけに、多くの人が礼儀正しくにこやかだ(民度)。

 

はっきり言って、こんな国は殆どない。私は今までアフリカと中東以外の結構な数(30くらい)の国に多くは1人で行ってきたけれど、安全、清潔、美食、生活保障、民度で日本を上回る国はそうそう無い。特に前3つ。Twitterなんかを見てるとみんな日本のこと貶すけど、外国はもっとたくさんの問題を抱えてる国が多いと思う。

 

それでも私が日本を出たいと定期的に思う理由は、やっぱり息苦しさなんだと思う。

日本の閉塞感は異常だ。何か少し人と違うところがあったりすると、とても異端な目で見られるし、口も出される。

最近はそんなこともなくなってきたけど、かくあるべきというスタイルに当てはめようと強制される度合いが強いと感じる。もちろん、例えばイスラームの女性のようにあれもこれも制限されているわけではないけれど、ワケのわからないマナーが沢山存在していることもその風潮を裏付けるものだと思う。

もちろん、そういう同調圧力というべきか、確たるモデルがあるから高い民度を保てるという言説は理解はできるし、それを享受するなら自分も従えというのは正しいとも思うけど、それに対して閉塞感があるのはれっきとした事実で、日本が嫌になる最大の要因だと思う。日本よりも海外で暮らすことを選ぶ理由は、大抵は家族や恋人などが住んでいるからか、日本の閉塞感に耐えられないからなんじゃないかと思う。

 

日本のダメなところはたくさんあるしそれを政治で変えていこうという取り組みはすべきだとは思いつつ、たぶん何をやってもこの閉塞感はなくならない気がする。

日本の閉塞感の理由の一つは経済成長の鈍化もあるよなーと思いつつ、じゃあ経済が成長したらこの息苦しさがなくなるかと言えば、なくならない気がするんだよな。

たぶん、そういうものから逃げるには日本を出るしかない。ってことに気づいて、自分はどうすべきなんだろうなって考えてる。