ひとりごと

アラサーOLが、考えたこと、見たもの、食べたものなどを淡々と綴るつまらない日記です

なんで結婚したくないんだろう?

何回も擦っているテーマですが、今の気持ちの整理も兼ねて。なぜ、私は結婚に前向きになれないんだろう。

 

①他人にペースを乱されるのが嫌い

シンプルに、家の中に人がいて、例えば寝る時間、お風呂に入る時間、そういったものが他人に左右され、自分の時間が減るのが嫌だ。

これは、実家に住んでいた時の経験が大きいかもしれない。他の家でも同じなのか、違うのかは知らないけれども、私の実家は基本的には休みの日であっても朝寝坊は許されなかったし、毎日母親が浴室乾燥をしていたので夜はお風呂に入れなかったし、毎日長い夕食の買い物や支度を手伝わされていた。されていた、という言い方は家族として生きる上でおかしいかもしれないけれども、やっぱりそういう感覚はずっとあった。自分の部屋で過ごしていても、何か家の用事があるとすぐに大声で呼ばれて、鬱陶しかった。

そして、いまだに覚えているのは、細かいことは覚えていないが何かしらの出来事があった時、何も家事をしない父親に「お前は家族としての役割を果たしていない」と言われたこと。私は強い憤りを覚えたことだけ覚えている。なんやねん役割て。確かに父と母の間では、父は株などで家庭の財務状況の管理、母は家事などと役割が決まっていたかもしれないが、私はそこに生まれただけで、自分の意思で何も契約なんかしていない。ただ、住まわせてもらっている、育ててもらったという自覚はあったのと、フルタイムで働きながら全ての家事を担う母が可哀想だったので、文句も言わず耐えた。毎日仕事と家事で疲れていた。

よく、実家に帰ると3食付きで〜なんて言うけれども、うちはそんなことはない。何せ、一人暮らしの家では外で作られたものを買って食べているのに、実家に帰ると自分で作ったものを食べているのだから、世間とは全く反対のことが起きる。実家にいることは、とにかく窮屈だった。

 

結婚は自分が選んだ人とするものなので、ある種選べない親とは違うのかもしれないけれども、別に私は両親のことが嫌いなわけでもない。自分は、他人とずっと一緒にいること自体が窮屈なのかなと思う。

 

②なんやかんや、家のことは「女の仕事」にされる

これは完全に相手によるのだろうけれども、今アラサーの男性は極端に分かれていると思う。お互いフルタイムで働いているなら家のことも完全に折半にするのが当たり前だという感覚を持っている人と、なんやかんや言って妻の方が全てとは言わないまでも多くやってくれるだろうと考えている人。(言わずもがなだけど、自分の方が多くやろう!と考えて結婚する男性はまずいないと思われる。)

私は、今結婚適齢期の人々はいまだに後者の方が圧倒的に多いと思う。少なくとも2024年の今30歳前後の男性は、後者が多いだろう。40歳以上の男性は妻が全部やってくれるだろうと思ってる人も多くなると思う。今20歳くらいまでの男性は、もしかしたら折半が当たり前と思っている人の比率も増えているかもしれない。

とにかく現実として、共働き夫婦の場合妻の方が家事をやっている比率は多い。多くの男性は、「今後のリスクなどを考えても共働きの方がいいかな。子どもは欲しいな。俺は仕事を頑張って稼ぐとして、家事や育児もやるつもりではあるけれども、妻メインでやってもらうのがいいかな」と、考えているものと思う。データを見ても、周りを見ても、まあ遠くない感覚値だと思う。妻に家事を押し付けるつもりがなくても、「結婚したら食事は基本的に奥さんに作ってもらいたいなぁ」と考えていたとすると、料理(買い出しや後片付けも含む)は回数が多く必然性の高い家事なので、これを妻にやってもらいたいと考えている時点で家事の半分は妻が担うことになっている。折半するつもりなら、他の掃除とか洗濯とか食事関係以外全てのことを自分が引き受けるつもりでないと、それはすなわち「妻メインでやってもらうのがいいかな」ということになる。

即物的な話になってしまうけれども、働く女が結婚するメリットはどこにある?今の適齢期の女に求められていることは理不尽だと私はずっと思っている。出産という身体的ダメージの大きなことをして(何せこの医療の発達した日本でさえ数は少なくても死ぬ人が毎年必ずいる)、仕事で多忙な夫を支えるために育児も家事も「メイン」で担い、職場では男性職員と同じ仕事をして家計を支える。これは私が総合職に就いているから余計そう思うのかもしれないけれども、男と同じ仕事をして、同じくらい家計を負担して、あまつさえ出産という大仕事もするのに、なぜ家事まで妻がやることになるんだ?まともな男性は、いやいや、同じ家計負担なら当然家事や育児も同じように負担すべきだ、なんなら出産をしていない夫側が育児をより多く負担すべきかも…と考えるのだろうが、世の中一般は違う。女性の方が労働時間が短く収入も低いことが多いので、家計は夫が多めに負担して妻が家事育児を多めに…というのが「一般常識」だが、なぜかこの「女が家事育児を多めに負担」は男と同じくらい働いて家計を負担している女にも当たり前のように適用されてしまう。

 

こういった状況から私が日々感じていることは、男が作った社会で男が解決できなかった(あるいは新たに発生した)、経済の停滞とか、少子化とか、そういった問題を全部「女に頑張ってもらう、我慢させる」ことで解決しようとしている社会だなということ。男は昔と同じように働いて、そのためには家庭で女にサポートしてもらわなくてはならず、子どもを昔と同じように産み育てることも必要なんだけど、これだけだと維持=停滞なので、発展のためにはこれからは女にも働いてもらわないとならないよ!と。ここ何年かの過渡期の価値観だと思いたいけど、「男は変わらず、女にあれもこれもやらせることで理想と現実の間を埋めている」ように見えて仕方がない、というのがアラサーの女の本音だ。

 

③そもそも男性がそこまで好きではない

だからといって女性が好きかと言われたらそうでもないんだけど。そして、なんやかんや言いつつ男性の友人はたくさんいるし、彼らのことは好きなんだけど。でも、それでも、やっぱり男性は基本的にあまり好きじゃない。

何がというと、多分彼らの支配欲が鬱陶しいのだと思う。これは完全に個人的な見解だけれども、男性は何かに対して「俺は強いオスなんだぞ」という力を示さないとアイデンティティを確立できない生き物なんだと思う。それは会社で部下に対してであったり、家庭で妻子に対してであったり、社会からの評価であったり、色々な形があると思う。その形は問わないけれども、とにかくその顕示欲が鬱陶しい。

これは実体験だけれども、とにかく私にアプローチしてくる男性は、何かと(もしかしたら無意識に)マウントをとってこようとする人がとても多い。たまにそうじゃない人もいるけど、そういう男性の方が多い。私はそれをやられる度に鬱陶しいなと思うのだけれども、多分彼らは「女は強い男が好きだろう」「僕はこんなに強い男だぞ」とセックスアピールをしているつもりなんだと思っている。私が彼らの支配欲にうんざりしている時、彼らはそれを私が悪様に捉えていると考えていない。あまりに滑稽だ。

 

ちなみに、本筋とは関係ないが、女でうざったい奴は大体承認欲求に塗れている。

 

④子どもが欲しい気持ちが分からない

そんな風にデメリットだらけの結婚でもする女性がいるのは、やっぱり子どもが欲しいからなのかなと思う。(もちろん、純粋に相手に惚れ込んでいるとか、そもそもデメリットなんて思っていないのかもしれないけれど)

でも、私にはその気持ちが分からない。子どもはとにかく手がかかるし、親には勝手に産んだ子どもを育てる責任がある。①ですでにあんなに疲れていたのに、あれを再現どころかもっと大変なことをすることになる。ある種、何もしなくても実家ではご飯が出てくる生活をしていた人の方が、何も考えずに結婚出産に踏み切れるのかもしれないとさえ思う。

私は、子どもを産んで後悔するのが怖い。実際に子どもができたら一生懸命育てるのは間違いないし、一度も産んで後悔しているなんて口に出さない自信がある。でも、疲れたときに心のどこかで、なんで結婚したんだろう?子どもを産んだんだろう?と思う時が絶対にある。結婚はいくらでも解消できるが、子どもは後戻りもリカバリーも出来ない。

そして、子どもが欲しくなくて、経済的、精神的、生活スキル等々で困っていない場合、基本的に結婚する必要がない。

 

 

そんなわけで、支配欲が少なく、家のことは完全に折半し、過干渉にならず、子どもはどっちでもいいかな〜まあいたらいたで子育て頑張ろうみたいなスタンスで、お互い好きになれる人が万が一いればいいんですけどね。難しいだろうな。