ひとりごと

アラサーOLが、考えたこと、見たもの、食べたものなどを淡々と綴るつまらない日記です

ぬるま湯みたいな恋だった

9つ上の彼氏と、丸4年付き合って、別れた。

本当に、ぴったり4年間。4年前に付き合った日に、別れた。

 

お互い、自分を曲げられなかった。

私は仕事を辞めて彼についていけなかったし、彼も東京に異動することが出来なかった。

別居婚という選択肢しか私たちにはなかった。

でも、それで、どうするんだろう。解消の見込みのない別居婚に、未来はあるんだろうか?

家は?子どもは?

 

お互い、たぶんずっと前から薄々気付いていたのに、言い出せなかった。

 

離れたくなかったから、言い出せなかった。

 

ぬるま湯みたいに気持ちいいところで、ずっと夢の中にいるみたいに現実から遠ざかって、大切にあっためていた恋だった。

 

本当に大好きだった。

気遣いがちなところも、お茶目なところも、ズボラなところも、寂しがりやなところも、好きな食べ物が同じところも、大きな体も、かたいヒゲも、全部可愛かった。

嫌なことがあっても、彼と話すと浄化された気がした。

最初に会った時から好きだったって言ってくれて、嬉しかった。

一緒にいたいけど、きみに仕事を辞めさせてきみらしく振る舞えなくさせるのは嫌だと言ってくれて嬉しかった。

最後にあなたと、修学旅行の夜みたいに過ごせて楽しかった。

私の人生の中で、今まで出会った人の中で、一番愛すべき人だった。

 

たのしかったよ。

健康に気をつけてね。

仕事がんばってね。でも、がんばりすぎないでね。

元気でね。

さようなら。