ひとりごと

アラサーOLが、考えたこと、見たもの、食べたものなどを淡々と綴るつまらない日記です

サイコパスと付き合っていた話

突然ですが、私はサイコパスと付き合っていたことがあります。

サイコパスといっても、猟奇的な犯罪を犯したりするわけではなくて、他人の気持ちが分からず思いやりがまるでない、究極の自己中心的な人です。


サイコパスが先天的な疾患で、ソシオパスは後天的な疾患と細かい違いがあるみたいなのですが、心理学の話をしたいわけではないので割愛。

 

ちなみにサイコパスとは何かとか、サイコパスとうまく付き合うにはとか、そういう話もしません。
この記事で言いたいことは、

 

・恋愛で相手の言動が理由で辛い思いをしている時は、相手がサイコパスだと疑ってみてほしい

・相手がサイコパスの場合、出来るだけ早く縁を切った方がいい

ということです。

 

 

まずね、なんでそんな人と付き合うのって思うじゃないですか。
私も思ってた。ドラマとか人の話とかで酷い人が出てくると、そんなやつと付き合おうと思うかね~って。

 

結論から言うと、ヤツラは冷静に考える力を奪うやり方をしてくるし、関係性が変わると豹変します!!!


実際に私は、そのサイコパスの元彼を付き合う前からいいなと思っていたところがありました。

頭の回転が早く、紳士的だったし、人気者というかカリスマ的なところがあった。


実は、これがサイコパスの特徴の一つなんですよね。

人気者って色々なタイプがいて、人情厚い系の人とか、圧倒的リーダーシップを持っている人とかがメインではあるんだけど、

サイコパスに関しては、どうしたら他人が自分を良く見てくれるかを理解していて、人気者でいた方が何かと得をするので非常に外面がいいんです。


これ、正直見分けつきません。

まあそもそもカリスマというもの自体あやふやな概念だし、人気者やカリスマ性のある人がみんなサイコパスだとはもちろん言わないけれども、人気者の中にサイコパスが一定数紛れ込んでいるのは確かです。

 

それで、そのカリスマな元彼に、ある日突然猛アタックされ始めたんです。

本当にきっかけはささいなことで少し話す機会があって、数日で「とても好きになってしまった」と。


彼が何を考えていたのかなんてわかりません。

何が目的だったのかも正確には知りません。

ただ、これもおそらくサイコパスの特徴なんですよね。最初の熱烈なアタック。それで相手を離れられなくするんです。そういう虫いるよね。なんかいい匂い出して餌を誘い込んでちょっとずつバラバラにして食うみたいな。


私も最初は全く相手にしていませんでした。やめてくださいよ、そういうのいいですから、と。

事実、あまり恋愛に興味がありませんでした。興味がないというよりは、男性を好きだという気持ちがあまりよく分からなかった。告白などされることも無きにしもあらずだったのですが、どうしても男性と付き合いたいという気持ちにならなかった。なので、全てお断りしていました。


そんな中での告白で、素敵な人だな~と思っていたとはいえ、そういう目で見ていたわけではなかったので、全て流していました。

 

が、猛アタックはおさまらず…

毎日、LINEや電話などで可愛いね、好きだ、と言われ続けました。結婚を考えているようなことや、私のペースに合わせる、何でも頼ってほしい、甘えてほしいというようなことも言っていました。


元々私は、相手の好意に弱いところがありました。

自分を慕ってくれる人を邪険に出来ないというか、相手の好意の分だけ自分も返さなくては、という感覚がある人間でした。

もしかしたら、そういう部分を敏感に嗅ぎ取ってターゲットにされたのかもしれません。


今までの人は、お断りしたら基本的に引いてくれていて、その後たまにほのめかすようなことがあっても、決して強引に近づいてきたりはしない人たちでした。そこが彼とは違いました。

今なら分かるのだけど、それが「普通の人」です。

諦めないこととは少し違い、相手がどう思っているかを気にせず自分のしたいようにふるまう方がおかしいんです。


ただ、私はその時こういう人々の存在を知らなかったので、好意は好意で返さなければ、という気持ちになっていました。褒められて気持ち良くなっていたのもあったと思う。

これが間違いだった。


こちらも大人なので責任転嫁するつもりはありませんが、あれよあれよと関係を持ちました。


ここから怒涛のサイコパスエピソードのはじまりはじまり~!


こちらとしてはあれだけ好きだとアピールされて恋愛関係になっているので、当然付き合っているものだと思っていたのですが、その話をすると「付き合う」はあいまいな概念なので、君がそうしたいならそうするけど自分は付き合う必要を感じないと言ってきました。


他にも、今となってはどこまで本当か分かりませんが、彼はある国家資格を取ろうとしていて(これはおそらく本当)、その資格取得の一環である個人事務所でアルバイトをしており(ここから怪しい)、その業務時間が深夜なのだと。国家資格の学校と勉強、深夜のアルバイトでとても忙しく、女性との付き合いにまともに割く時間がない、と。
その国家資格は三大国家資格と言われるような難しい試験なんですが、まあ普通に考えて、そこの個人事務所でする深夜のアルバイトって何だよって話ですよね。一応、昼間に先生がお仕事されたものの書類整理などが主な仕事と言っていました。


真相は闇の中ではありますが、サイコパスって息をするように自分に都合のよい嘘をつくらしいです。

私は基本的に人のことは信じるようにしていますが、客観的に考えて嘘だった可能性が高いと思います。


そんなわけで、誕生日を忘れられる(もちろんプレゼントや穴埋めなどはない、私は祝ってます)、クリスマスなどのイベントも謝罪はされるものの何もない、そもそも近隣に住んでいるのに1か月半に1度程度しかも夜に数時間しか会えない、と明らかに恋人扱いされていない数か月が過ぎました。


もちろん何度も訴えました。

ちゃんと時間を取ってほしい、大切にされていると思えない、と。

私の脳裏には最初に好きだと熱烈にアピールしてくれた記憶があるので、いくら酷い仕打ちをされても彼に気持ちがあるものと信じていたんですね。


ですが、そんな中である事件が起こりました。

彼が力を入れてやっている趣味があり、その趣味の世界で彼はかなりの実力者で有名人でした。

私もその趣味をやっていたので、彼の名声は知っていましたし、事実その筋の雑誌にインタビューが載るなどしていました。


彼の私の訴えへの言い訳は常に同じでした。

「君のことは好きだ、でも時間がない、試験に合格するまで待ってほしい」


でも、その趣味の世界である大会のようなものが開催されたときに、彼は1日十数時間、10日以上の時間を仲間と費やしていました。

時間がないんじゃなかったの?と聞いたところ、「仕事の合間で偶然時間が出来た」と。そして、ならこれが終わったら私との時間も取れるね、と言っていたら、その大会が終わった瞬間に「仕事に戻らないといけない」と。


この時、一気に不信感が芽生えました。

その後もこちらからの要求は一切叶えられることはありませんでした。

1か月半に1度程度しか会えないにもかかわらず、ペットが病気になったとドタキャンされたこともあります。おそらく本当だったし、仮に嘘だったとしても嘘かどうか確証がない以上こちらが非人間のようになってしまうので責めはしませんでしたが。

あとは、突然数ヶ月休まねばならない病気にかかっていました。これもどこまで本当か知りませんが、お見舞い行こうかと言っても大丈夫だと言われ(そもそも家を教えてくれない)、治りかけても私と会う約束は何もしないまま友達とゲームしたりしていました。


自分を責めたり、どうして愛されないんだろうと自己嫌悪に陥ったり、色々ひとりで悩んでいましたが、ある日言ってみたのです。

大して結婚したかったわけではないのですが(そもそもそんなに結婚願望が強くない&いずれにせよ安定した職を持たない人と結婚したくない)、彼は元々結婚をほのめかしていた人ですから、「この調子で将来本当に結婚するのか?真剣に考えていないならもう付き合い自体やめたい」と。


そうしたら、「資格も取れていないし、君のことを良く知っているわけじゃないので、結婚などはまだ考えられない」と。

 

ああ、もうこの人はダメだと思いました。完全に目が覚めました。

その資格を取るために勉強や仕事をしていたはずなのに、私の言うことは全て無視して趣味に時間を費やし、

自分が時間を取らないから知り合えていないと言っても過言ではないのに、最初に結婚も考えているとアピールしたことは棚に上げて結婚は出来ないと言う。

まるで発言や行動の整合性が取れていません

 

彼は自分が悪者になるのが我慢ならないので、私が何か言うといつも「事前に時間がないと言った」とか、「好きなのは本当だ」とか、自分は嘘は言っていないと主張するのに必死でした。

でも、行動が伴わなければ何の意味も無いんです。

好きだったら〇〇するはずとか、そういうことではありません。個人差もあるしそんなものを定めることに意味はありません。

ただ、少なくとも恋人が真剣に訴えていることを自分の都合で唾棄し、口先はどうあれ何も行動しない人はパートナーにふさわしくありません。


彼にとって私がなんだったのかは分かりません。こんなのセフレと何も変わらないと私が文句を言った時に本人は否定していましたが、結局ヤレればよかったんでしょうね。
別れ話の際にあなたは誠実じゃないと言った所、彼は「浮気をしていないので僕は誠実だと思っていた」と言いました。

これを聞いて思わず笑っちゃいました。浮気をしないことって大前提じゃないですか。誠実さのハードルが低すぎる(笑)

 

一番思うのは、頼ってほしいってなんだったんだろう(笑)

要は会いたいな〜♪え〜忙しいの〜?じゃあ待つね〜♪みたいな、可愛いおねだりという名の接待をして欲しかっただけなんですよね。

俺は彼女を甘えさせてるという優越感を得るだけ得てお返しはしないっていう、ただただ自分がいい気持ちになるオナニーをしていただけ。

甘ったれてんじゃねえぞ。


彼はおそらく、悪いことをしているという認識もないと思います。「寂しい思いをさせてごめん」とは言っていましたが、おそらくこう言う時はこう言うといいという知識から出た言葉であって、彼はただ自分に都合のいいようにふるまっていただけでした。

というか、謝るくらいならするんじゃねえ。言葉は要らん、行動を改めろ。


とまあこんな感じで、数か月間(こちらから距離を置こうと言って離れている時間や本当かは知らないけど彼が病気にかかっていた期間を含めると1年半くらい)絵にかいたようなクズと付き合っていて、振り返ってみればいい経験になったかなと思います。


こういうのって、若いころから多分少しずつ経験してくるんですよね。

大学生の時に異性と付き合うということに興味をなくしてしまったので、私は恋愛や人に関する勉強が足りなかったなと猛省しました。
この彼と付き合っていたのは26歳前後の時なのですが、結婚などの社会的責任が伴う場面で大失敗する前にこういうゴミの存在を知られてよかったです。

 

ちなみに、アメリカの学者が調べたところによると、約25人に1人はソシオパスだそうです。

つまり、4%はサイコパス的な性質を持ち合わせているということで、クラスに1〜2人はいる計算になります。

いましたよね、やたら人気者な人。外面がよく男女ともに人気がある人。

そういう人に突然猛アタックされ、こちらが絆されると徹底的に自己中心的なふるまいをする、と文字に起こすとなんか聞いたことがあるような話になります。

私のエピソードはそんな感じで、ごくありふれた事象なのだと思います。

 

だから、もし今恋愛でこういうふるまいをされて苦しんでいる人がいたら言いたい!

 

そいつサイコパスだから!

そいつを好きだと思ってる感情、ただの執着だから!

待っているのは苦しみだけで、その先に幸せはないから!

今すぐ別れよう!