最初に言っておくと、私はフェミニストかフェミニストじゃないかでいうと前者だと思います。
でも、SNSなどで見かけるフェミニスト?に、違和感を覚えているのも事実です。
最近MeToo運動を始めとして、女性が自分たちの権利について声を上げる機会が増えてきました。
大袈裟な表現になってしまいそうですが、いま人間社会は、全く新しい社会の形に変わり始めていると思うのです。
男性の方が身体が大きく、基本的な運動能力が高い。
女性のみが出産できる。
これは変えようのないヒトの事実です。
この身体の違いが大前提としてあるので、男性は外で狩りをし、女性は家で子を産み育てるという基本的な家庭の形が何千年も受け継がれてきたのだと思います。
それが今、女性が働いてもいいんじゃないか?男性が家を守ってもいいんじゃないか?と、何千年の歴史をひっくり返す考え方が台頭してきて、そして夢幻で終わらず現実になろうとしています。
男女ともにこのムーヴメントを肯定する人、否定する人がいるでしょう。それは変化に伴う当然の出来事です。
私は冒頭でも言った通り、肯定派です。
それは、この世界に生きている全ての人にとって、生き方の選択肢が少しでも増えればいいと思っているから。
自分の生き方を自分の意思で決められることが、最大の自由であり、平等だと思っているからです。
ただ、「なんだこいつは」と思う(自称)フェミニストがいるのも事実。
極端な例かもしれませんが、例えばデモなどでわざと男性警察官にぶつかり「体を触った、セクハラだ」と訴えるような行為だったり、
(標的はおそらく究極的に何でも良いのだけど、自分を正当化して何かを攻撃したいために)男性性を否定したり、
商業的に成功している男性向けコンテンツに対して女性視点を入れろと騒いだり…
これ全部、フェミニズムと逆行していませんかと思うんです。
本来フェミニズムとは、同じ事象に対して性別で判断が変えられることや、性別を理由に何かを強制されたり不利益を被ることを無くすことだと思うのですが、むしろ彼(女)らの主張は性別を利用しているように見えるのです。