ひとりごと

アラサーOLが、考えたこと、見たもの、食べたものなどを淡々と綴るつまらない日記です

優秀な人が保育士や教師になりたいと思える国じゃないとジリ貧になっていかないか?

何を以て優秀とするかは微妙な話なんですけど、まあその辺は一旦横に置いておいてください。

 

あと、現在保育士や教師の人が全員優秀でないと言いたいわけでもありません。

 

ですが、今一般的にこれらの職業ってどれだけ魅力的な仕事なんだろう?って思うんですよね。

 

みんながやりたい仕事というのは、必然的に倍率が上がり、中にいる人の質も高くなります。

そして、みんながやりたい仕事ってどんな仕事かというと、結局「給料が高い」「やりがいがある」仕事なんです。

 

もちろんそれぞれの人の価値観などによりますが、今保育士や教師という仕事にどれだけこの2つの魅力を感じている人がいるんだろうと思うわけです。

 

勉強ができるから優秀だとは限りませんが、ひとつの指標にはなるとしましょう。

私が通っていた高校は偏差値75程度だったので、おそらく全国で上から並べて30位以内には入っていたと思います。全国4,000校のうちの30位ですから、トップ層と言えるかと思います。

そういう中で、もちろん全員の就職先を知っているわけではありませんが、友人づてで聞いたものも含め、教師になった同級生は1人です。数百人のうちたった1人です。

ではほかの人は何の仕事をしているかというと、弁護士、医者、会計士、一級建築士などの資格職が多く、会社員であれば総合商社、IT企業、コンサル、銀行、メーカー、テレビ局や新聞社に入る人が多いです。公務員ももちろんいますが、教師や保育士など教育に携わる仕事をしている人はいません。

 

ひと昔前はおそらく教師がもう少し人気ある職業だったと思います。安定しているし、やりがいもあったのだと思います。

私たちの世代はちょうどモンスターペアレントなどの言葉も生まれ、「子どもを教えるやりがいがある反面しょうもないことに精神を削られる」イメージがかなりあるので、そういうのも含め教師の人気が落ちたのではないかなと思っています。

 

でも、これでいいんでしょうか。

将来の日本を作っていくのは子どもたちです。保育士や教師などの教育者の質を高めるべきなのではないでしょうか。

今は顕在化していなくても、これらがなりたい人が減る職業になってしまってはジリ貧になっていく気がするのです。

 

福祉という面では介護も同列に語られますが、もちろん介護士の方々が大変な職業なのは重々承知してはいるものの、個人的には教育を優先すべきだと思います。

 

税金を投入すべきはこういうところだというのが私の意見です。