ひとりごと

アラサーOLが、考えたこと、見たもの、食べたものなどを淡々と綴るつまらない日記です

割り勘に対して思うこと

メモ程度に。

 

正直私は欲しいものは自分で買えるし、男性にお金を出してもらわなくても全く困りはしていないのですが、常に割り勘で恋愛対象として見てくれーってすごいなと最近思いました。

 

デートって「デート行こうよ」みたいに誘われるわけではないので、基本的に男性と2人であっても友達のつもりで行くことにしています。向こうがどういうつもりか分からないし、自分はわざわざそういう雰囲気に持っていく必要がないので。

で、友達とだったらまあ割り勘じゃないですか、当然。だから、支払いの時にいくら?って聞いて、半分出すようにしてます。

 

そこで、いいよ今回は俺が出すよ、俺が誘ったんだし。って言われると、あっもしかしてデートのつもりだったのかなと思うし、じゃあ次カフェとかランチ(つまり今回より安いところ)行こうよ、そこ出してくれる?とか言われたら、この人それを口実に私と会いたいんだなーって思うわけです。

 

でもそこで普通に半分出して、なぜか何回も誘ってきて、ある時告白されたりすると、この人デートのつもりだったんかいー!ってびっくりするんですよね。

割り勘ってさ、その時間の価値が平等な前提だと思うんですよ。だから、お互い両思いだって分かりきってる男女だったら理解できるんですよ。お互い会いたいだろうしね。

でも、片方が好きな状態だったら、時間の価値って同じではないじゃないですか。その状態だって分かってるのに相手にも出させるってすごいなと…

 

と、今日別れようと思ってる元同僚の一歳下の彼氏(付き合って2週間)の話でした笑

今まで付き合った人で100%割り勘ってなかったのでびっくりして、まあ別にお金に困ってるわけじゃないし給料も同じくらいだろうし歳も変わらないしいいけど…って思いながら飲みとか付き合ってたけど、いやそんな毎回お金出すほど彼との時間に価値感じてなくない?って我に返りました笑

別に毎回友達と飲むのに時間の価値!とか考えているわけでは当然ないのですがね。久しぶりに会う友達なら久しぶりに会うということ自体に価値があるし、友達とお酒を飲む時間そのものが人生って感じもするし。でも、彼氏って頻繁に会うじゃないですか。そうするとその人と会うこと自体に意味がないといけないんですよ。

 

まあ振り返ってみると、彼が私に告白してきたのって当然っちゃ当然だなーと思っています。だって結婚も子どもも欲しくないって宣言していて(後から女にギャーギャー騒がれても俺は最初からそう言ってたって言える)、割り勘でも怒らなくて、見た目も性格も好みで、もう同僚でもないから面倒ごとにもならなくて、セックスできたら丁度いいよねって。

でも私からしたらすごく会いたい!ってわけでもない人としょっちゅう会うのに毎回お金払って、結婚も子どもも可能性がなくて、大して好きでもないセックスも許容しないといけないというメリットのない存在なので、もうやめよ〜と、そういうことでございます。

 

よく奢り奢られ論争ってあって、あんまりじっくり考えたことなかったんですけど、今回初めて自分がその立場になってちゃんと考えました。

「女の人は化粧とか服に金がかかってる」「女の方が一般的に給料が低い」はまあ自分が男性だったら女性を誘う時に考慮しなければいけない部分だなとは思いつつも、女の自分としては男性に出して欲しい理由にはつながらないなと思っていたんですよ。

それなら、飯も奢らないくせにホテル行けると思うなって話の方がまだスッと入ってくるなと。これに対する割り勘肯定派の意見として「飯代で体売ってるってこと?」っていう短絡的なものがあるのですが、大半の女は飯代ごときで大して好きでもない男と寝ないと思います。でも、最初っから男と女の寝たい欲が釣り合うことってなくて、絶対に男の方が鼻息荒いんですよ。その差を埋めるための飯代だよなと。

男と女の好意というか寝たい度が5:5なら割り勘でいいと思うんですよね。でも大体、特に最初の方は、7:3くらいなことが多いと思う。付き合っていてもそうだと思う。男は大して好きでもない女でもチャンスがあれば寝たいのでしょうが、女って特に若い頃はそこまで性欲強くない人が多いので、これが逆転することってあんまりない気がしています。

その時に奢りなわけですよ。寝てもいいけど、積極的に寝たいってわけでも。。という時に、色々奢ってもらったりすると、自分との時間にそれだけの価値を感じてくれてるんだな〜じゃあ寝てみてもいいかとなるわけです。なので、飯代で体売るは当たらずとも遠からずなのですが、そもそも10:0から始まっていたとすると飯代ごときでは到底埋まらなくて、7:3に持っていくのが口説くという行為で、それを6:4とか5:5に持っていくのが奢りという行為なんですよね。

 

寝る寝ないという即物的な例えで話しましたけど、なんでも一緒だと思います。ちょっといいなと思ってるけどそこまで…というものに対して、経済的なお得感が出ると決断できるというか、納得できることって、日常生活でもあるじゃないですか。スーパーの魚でも一緒です。食べたいけどこの値段じゃなー…って思ってるところに20%値引きシールがついたら買っちゃうみたいな。奢りってジェンダーとか年齢とか抜きにして考えるとそういうことだよなと。

と、考えた夏の暑い日でございました。