考えるな、感じろ。
これに尽きる。
最初に言っておくと、私はこの映画好き。
ターミネーターシリーズが好きだし、間違いなくこの映画はターミネーターシリーズだから。
キャプテン・マーベルみたいな戦う強い女の映画が好きな人にもおすすめだよ。
サラ(リンダ・ハミルトン)も、新キャラのグレース(マッケンジー・デイヴィス)もメチャクチャかっこいいよ。
圧倒的に強い新型ターミネーターを相手取って、絶望を片手に、希望を片手に派手にどんぱちやる、感覚的にはターミネーター3に近い。
ターミネーター3が嫌いだって人には絶対に向かないし、「ターミネーター2の続編」に期待してる人にも向かない。
色々な意味でターミネーターは終わらないんだなというのがこの作品で分かった。
2が評価されているのは、結局1からきれいにストーリーを引継ぎつつ、新しい展開(仲間になるターミネーターが出てくる)を出してきたからだと思うんだけど、そういう意味での「ストーリー」はもう出てこないんだと思う。
シュワちゃんもニュー・フェイト(英題ではDARK FATE)を最後にするって言ってるしね。
新たに生まれ続ける機械に支配される未来を、指導者に連なる人々が秘密裏に変え続ける。それが答えなんだと思う。
あと個人的には字幕の日本語訳はちょっと気になったな~。
主人公のダニーがたびたびI'm sorryって言うのよね。
それは家族を失うという同じような悲しみを背負ったサラへの同情だったり、
機械としてしか生きられないカールへの憐憫であったり、
グレースへの「ありがとう、さようなら」だったりするんだけど、
ほとんど全部「かわいそう」って訳されているのが、それでいいのかって思っちゃった。
そうやって色々な人(機械)の悲しみを背負って彼女は人類の希望になってゆく、という象徴的なセリフなのにね。
おそらくこの映画の評価は、「◯◯の焼き直し」とか「つじつまが合わない」とか「ターミネーター2の続編じゃない」とか「ターミネーター2を超えられない」とか言われるんだろうなと思う。
しかし、
しかしだな、
うるせえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
細かいこと気にするんじゃねえ〜〜〜〜〜!!!
おもしれえもんはおもしれえだろうが!!!!!!!
私からは以上です。