あらすじ紹介にデトックス・ムービーって書いてあって、どういうこと？って思ったけど、疲れた現代人を癒してくれるのはまさしくこういう映画だなと。
久しぶりに見て良かった～！と思った映画。
多分、社会人になってないと「ふーん」で終わっていたかもしれない。これは、学生の頃の生きづらさとはまた別の苦しさからの解放ムービーだから。
何といっても、ロバート・デ・ニーロですよ。
タクシードライバーとかゴッドファーザーみたいな影があるキャラクターを演じているイメージが強かったけど、本当に素晴らしい俳優って、どんな役でも自分のものにしてしまうんだって思った。
言ってしまえば真逆というか、この映画のロバートは善のかたまりなんです。ポジティブな人は沢山いるけど、周囲を前向きな気持ちにできる人ってほとんどいない。だからこそ、こんな人がいたらいいなあみたいな憧れも混じってる。
主人公はじめ、職場の人達がみんな、ただ仕事が好きで頑張って働いている、本当に普通の人だからこそ共感できるのだと思う。
浮気する専業主夫の夫も責めきれないところがあって、そういう全てのキャラクターに対してネガティブな感情がわいてこないところがこの映画のいいところ。
とにかく明るい、ほっこりする映画を見たいな～って人におすすめしたい映画でした。
