乙女ゲームの感想です。ほんのりネタバレあるよ。
あのね、もう、すごい(笑)すごい乙女ゲーがうまれてしまった。
ぶっ飛んでるのに王道。トンデモ設定なのになぜか面白い。はっきり言ってここ数年でやった乙女ゲーで一番面白い。
主人公は実はギリシャ神話の女神で、ロサンゼルスのようなニューヨークのような大都会で婚活アドバイザーをしていて、ここからしてもうぶっ飛んでるのに、さらに人気のハリウッド俳優とギリシャ遺跡でトレジャーハントってもう何言ってるのか分からない。分からないんだけど…でも何だろう、このぶっ飛び具合がやけに心地いい…。
思うに、主人公に嫌味がないのと、出てくる男たちも個性派ぞろいではあるものの最終的にすごく心地よい王道の恋をしてくれるからなんだと思う。あと、ちゃんとお互い好きになる過程が一人ずつわかるし。シナリオライターもイラストレーターもいい。全体的にクオリティが高い。
声優的なことで言えばけんぬがとにかくエッチでしたね…
すごい時代を感じるんだけど、昔の乙女ゲームって主人公はみんな高校生くらいだったのに、このゲームはOLが主人公なんだよね。つまり多くのOLが乙女ゲームをやっているということなんだろうな(自分もだし)。
そして大人の女を主人公に据えるだけあって、オトナ展開も割かし多め。もちろん直接的な描写はしないけど、まあそうなるよね~っていうのがちゃんと入ってる。そこで生きてくるけんぬ。流石けんぬとしか言いようがない。
あと最近私がハマってる古川慎さんが主役級に据えられていたのもよかった。アランの眼鏡エロいな…。
キャラとしては本当に全ルートよかった。まあしいて言うならグッと来たのはシェルビー、ラウル、RYUKIきゅん、隠しかな…
シェルビーは仕事に生きる女ルートで、シェルビーが愛に目覚めたらホント憧れてた大人の恋愛って感じで好きだった。
ラウルはまあもうほんと見たまんま素直に無邪気に本能で生きてる恋愛ちゃらんぽらん人間だけど、素直なだけにこれまた目覚めると一途でカワイイのよね…。
RYUKIきゅんもそう。最初はこの生意気なガキ…って感じだけど、愛に目覚めるとこんなに変わっちゃうんでちゅか~!ツンデレちゃんでちゅね~!って感じでカワイイ。
隠しも初心でビビリなところが可愛いんだよね…。ギャップと可愛さに弱い人は分かってくれるはず…。
イラストがきれいなのはもちろん、音楽もよかったし、本当に総合的に見てかなりいいバランスのゲームだったと思う。★9.5!